うまい人ばかり見える時代に、下手な人が発信する意味
2026-03-12
みなさんギター上手ですよね。
私は定期的にこういう動画を見ては、
「はー、すげー……」
「俺は何のためにギターを弾いているんだ……」
と、しっかり落ち込みます。
速い。うまい。音がいい。キメが完璧。
同じ楽器を持っているはずなのに、やっていることがもう別の生き物。
自分は練習しててもなかなかうまくならないのに、タイムラインにはこんな動画が大量に流れてくる。
つい見ちゃう。自信なくす。楽器を置く。さよならギター、俺には向いてなかった。
……いや、ちょっと待って。
こういう動画に出てくる人たちって、おそらく本当に世界の上澄みなんですよね。
当たり前なんですけど、世の中のギター弾きのほとんどは、そこまで弾けないはずなんです。
ただ、弾けない側の人はあまり発信しない。その結果、うまい人ばかりが目立っちゃう。
そう考えると、見え方の偏りを少しでも薄めるために、下手な人が発信するのって結構大事なんじゃないでしょうか。
私は速弾きなんて全然できません。
コードチェンジのたびに音が途切れます。
ピッキングはいつでも全力です。
キレのいいカッティングにも憧れますが、現実にはだいたいモサっとした音が鳴っています。
とてもじゃないけど人に見せるようなものじゃありません。でももし誰かがそれを見て、
「こんな感じでもギター続けていいんだな」
と思ってもらえたなら、それは結構うれしいことです。
根拠のない自信って、ひとりで生み出すのはなかなか難しい。
でも、どこかに似たような人がいると、それが少しだけ根拠になる。
そういう、ぼんやりした支えみたいなものって結構大事ですよね。
下手でもいいから動画撮れと自分を追い込むための日記でした。